最近、流行りの『MBTI診断(Myers–Briggs Type Indicator、マイヤーズ=ブリッグス・タイプ指標)』をご存知ですか。
1962年にアメリカで生まれた性格診断のことで、人間の性格を4つの指標を掛け合わせて16の性格タイプに分類します。
この記事では、『ISTJ(管理者)』の性格特性に注目してみました。
管理者ISTJといえば、真面目で責任感が強く誠実な印象ですが、ネットで『ISTJ』と検索すると「性格が悪い」「冷たい」というワードがヒットしますが、果たして本当なのでしょうか。
なぜ、「性格が悪い」と言われるのか、その理由を紐解いていきたいと思います!
管理者ISTJが性格悪いと言われる理由14選!
『ISTJ(管理者)』は、内向型 (Introverted)、感覚型 (Sensing)、思考型 (Thinking)、判断型 (Judging)の頭文字を組み合わせた性格のことを指します。
管理者ISTJの性格の特徴に「性格が悪い」「冷たい」と言われてしまう理由が隠されているとのことですが、具体的にどのようなエピソードからそう言われるようになったのか気になります。
ここからはその詳細を14個の項目に分けてお伝えします!
①:規則やルールに厳しい
管理者ISTJの人はとにかく真面目で誠実さを決して忘れません。そのため、決められた規則やルールは必ず守ります。
しかし、人生において何らかのトラブルでルールを無視しなければならないシチュエーションに出くわすことがあるかもしれません。
それでもルールを破れないところが管理者ISTJの欠点。真面目がゆえに機転を効かせた対応で問題を処理することができず、自分も周囲を困ってしまうでしょう。
また、自分だけでなく他人に対してもルールや規則に従うように強く要求してしまうことがあります。一部には「厳しい人」「融通が効かない人」と思われ、嫌われてしまうことがあるようです。
②:周りに無関心
管理者ISJTの人は決められた物事やルールを他人に強要し執着してしまう一方で、周りに対して無関心な場合もあります。
つまり、共感性が低いということ。普通の人ならば悲しみの絶頂にいる相手に対して励ましやなぐさめの言葉をかけると思いますが、管理者ISJTは自分が興味のない相手にはその人が求めている対応をしてあげられません。
家族や恋人、友人などの親しい人に対しても同じ。心配する様子は見せるかもしれませんが、相手の気持ちをうまく読み取れないので適切なサポートやアドバイスができないと言います。
もし、言葉をかけるにしても感情論ではなく論理的思考に基づいたメッセージを伝えるため、「冷たい人」「性格が悪い」と言われてしまうみたいです。
③:頑固で周りの意見を受けつけない
管理者ISTJは自分だけの信念や価値観を持っており、それを曲げることをしません。そのため頑固な性格と捉えられ、性格が悪いと判断されることがあるようです。
自分が考えたアイデアや昔からある方法に固執してしまい、周囲の意見をまったく耳に入れないことがあります。
例えば、会社である目標を達成させるためのプロジェクトチームを立ち上げたとしましょう。その時にメンバー間で意見が割れてギクシャクしても、管理者ISTJは無理矢理にでも自分の意見を押し通してしまうかもしれません。
そうなるとチームがさらに不穏な空気になり、下手すると目標が達成できない可能性も…。その後、「ISJTさんのせいで失敗した」と責められ、「性格が悪い」というレッテルを貼られてしまう場合があります。
④:融通が効かない
管理者ISTJの人は時間やスケジュールに従って行動することが好き。それは真似すべき長所ではありますが、一度決めた予定は変更したくないという融通が効かない一面があります。
日常の中で「今から遊びに行こうよ」「仕事終わりに飲みに行こうよ」と誘われることがあると思います。特に大事な予定がなければ「いいよ」と快諾してついて行くかもしれませんが、管理者ISTJはなるべくルーティンを壊したくないため断ってしまうようです。
こういったシチュエーションが続くと「ノリが悪い人」と思われてしまい、そのうち誘われなくなります。または「いつも断られるから私のこと嫌いなのかな」と相手に誤解を与えてしまうかもしれません。
また、行っている仕事や課題について「こうした方が効率がいいんじゃない?」とアドバイスされたとしても素直にそれを聞き入れないことがあり、「頑固で性格が悪い」と思われるようです。
⑤:間違った物事を厳しく批判する
管理者ISTJは、物事に対してコツコツと取り組むことが得意。この時に正確さも重視するので細かいミスに気づくと完璧に修正しないと気がすまない几帳面な性格です。
自分だけにストイックならいいのですが、周りが間違いを犯してしまったときも場合によっては厳しく対処してしまいます。
ミスした相手を批判的に責め立ててしまい、「完璧主義すぎて怖い」「細かすぎる」とネガティブに捉えられてしまうでしょう。
⑥:協調性が乏しい
管理者ISTJの人は揺るぎない価値観や信念を持っている人が多いため、相手が出した意見とすり合わせをすることが苦手です。
そのため、周りの提案や意見を受け入れようとせず、自分の考えだけを押し通して物事を進めてしまうことがあります。
例えば、プロジェクトチームなどのメンバーの協力が必要な場で何かを決めるとしましょう。その時に特性を発揮してしまうと、「協調性がないな」「自己中心的だな」と思われてしまいます。
⑦:いつもクールに見られる
管理者ISTJは感情をあまり表に出さない人が多いと言われています。落ち着いていてクールに見られがちですが、悪い意味では「冷たい人」と誤解されてしまうでしょう。
楽しい時は楽しい、悲しい時は悲しいと喜怒哀楽を表現しないと、相手に「何を考えているのかわからない」と思われてしまいます。
⑧:論理的な思考と発言
論理的に物事を考えて発言するというと知的で聞こえがいいですが、場合によっては感情的になるコミュニケーションも大切です。
例えば、恋人や友人と言い合いになったとしましょう。この時、管理者ISTJは平然と落ち着いた対応をし、相手の言い分を論破してしまうことがあります。
このとき、相手は管理者ISTJとの温度差を感じてしまい「自分はこんなに怒っているのに!」と腹立たしく悔しい気持ちになるはず。
冷静な対応でヒートアップした相手を落ち着かせることもできますが、そこには思いやりの要素が必要になります。ただ一方的に正論をぶつけるだけでは関係をさらに悪化させてしまうので注意です。
⑨:相手を下に見てしまう
管理者ISTJの人は自分の信念や価値観を強く持っており、ちょっとやそっとのことではその意思をブレさせません。自分の中だけに留めておければいいのですが、時に他人にもその信念や価値観を押し付けてしまうことがあり、迷惑がられることがあります。
一方的に意見されることで相手は「下に見られてるな」「すごく偉そう」とマウントを取られているように感じるかもしれません。自分はまったくそのつもりでなくても、無意識のうちに相手の優位に立とうとしてしまうところも管理者ISTJの短所です。
⑩:完璧を求めてしまう
管理者ISTJは完璧主義者な一面があり、自分だけでなく他者にも100%の成果を求めてしまいます。
『管理者ISTJが性格悪いと言われる理由⑤』に重複する例えかもしれませんが、相手が何かミスをした場合、厳しくその原因を問い詰め、「ここが違う!直して!」と強く働きかけることがあるようです。
これが続くと、相手は管理者からのプレッシャーや恐怖などを感じ、強いストレスに悩まされるでしょう。また、「細かすぎる」「要求が多い人だ」と思われて嫌われてしまうかもしれません。
⑪:新しいことを拒む
管理者ISTJは決まった枠組みやルーティンの中で生活することを好みます。そのため、急な変化に弱く、新しい提案をされても拒んでしまう傾向があるようです。
例えば、会社のプロジェクトチームの中で新たなアイデアを提案されても、「それは経験がないし、成功例がないからだめだ」と挑戦する前から突っぱねてしまうかもしれません。
そうすると目標に辿り着いたとしても、何も進歩していないと判断され評価されない場合があります。また、「頭がかたい人」と思われて、嫌われてしまうかもしれません。
⑫:人との付き合いが苦手
管理者ISTJは内向的な性格なので、大勢でワイワイ楽しむよりも一人の時間を好みます。
例えば、「親睦を図るために飲みに行こうよ!」と誘われても何かしらの理由をつけて断ってしまいがち。恋人ができても「休みの日は家でゆっくり過ごしたい」と言って外でのデートを拒んだり、会うこと自体を避けるかもしれません。
人間付き合いがおっくうに感じてしまうので、「性格が悪いから友達がいないんだ」と誤解されるケースがあります。
⑬:自分を責めすぎてしまう
責任感が強い管理者ISTJさんは、何か失敗をしてしまった場合、自分を攻めすぎてしまう傾向があります。
他人から見ると些細なミスでも「大変なことをしでかしてしまった」「やばすぎる」とひどく落ち込み、周りから心配され気を遣われてしまうことも。
また、落ち込みすぎて他の作業が手につかなくなり、周囲に迷惑をかけてしまう場合もあるようです。
⑭:自己中心的
前述したことと重複してしまうかもしれませんが、管理者ISTJタイプは自分軸で物事を考えて行動する人が多い傾向があります。
どちらかというと利己的で自分の信念を無理に押し通そうとしたり、相手が困っていても興味がなければ寄り添ってあげなかったりと「性格が悪い」に分類される行為をしてしまいます。
管理者ISTJは冷たい人が多いのか?
管理者ISTJが「冷たい人間か」と問われると、一概にそうではないと断定できます。なぜなら彼らは感情を表に出すことを苦手としているからであって、わざとクールに見せているわけではないからです。
本当は優しく思いやりの心を持っていて、それが周りに伝わりづらいだけなのではないでしょうか。
ネガティブな部分があるからこそ、ポジティブな部分が隠れがちです。本当は熱い信念を持っていることをアピールして生活すると誤解を招くことが減るでしょう。
まとめ
今回は管理者ISTJが性格が悪いと言われる理由についてお伝えしました。
自己中心的に物事を考えてしまったり、融通が効かなかったりとネガティブな部分があることから世間に「性格が悪い」と捉えられてしまうことが多いようです。
しかし、その一方で誠実さや真面目さなどポジティブな特徴もいっぱい持っています。
そのため、管理者ISTJのマイナスな特徴をよい方向へ変換させることができたら、もっと魅力的な人になれるでしょう。
人間関係に難しさを感じることがあったとしても、ISTJの長所を活かせばよりよいコミュニケーションが取れるようになると思います。
その時にこの記事が少しでも参考になると嬉しいです。自分自身の性格をきちんと理解して受け入れることで、もっと人生が生きやすくなりますよ。
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