韓国の若者の間でブームとなり、近年日本でも流行している『MBTI診断(Myers–Briggs Type Indicator、マイヤーズ=ブリッグス・タイプ指標)』。
1962年にアメリカで誕生した性格診断のことで、キャサリン・クック・ブリッグスとその娘のイザベル・ブリッグス・マイヤーズによって開発されました。
人間の性格を4つの指標を掛け合わせた16のタイプに分類し、その特徴から自分の内面を詳しく知ることができます。
当記事では16の性格タイプから『INFJ(提唱者)』の性格特性に注目してみました。
提唱者型INFJは「頭の回転が速い」と言われていますが、ネットで検索すると「頭がおかしい」「頭が悪い」というワードがヒットします。
どちらが正しいのか、もしくは二面性を持っているのか気になります。提唱者型の性格の特徴もまとめているので、合わせてチェックしてください。
提唱者型INFJが「頭おかしい」「頭の回転が速い」と言われる10の理由
提唱者型INFJは、頭がおかしいとか頭が悪いとか頭の回転が速いと言われることがありますが、どうしてでしょうか。
また、自身でも「周りと考えがズレていて馴染めない」と悩んでいる人も多いようです。
提唱者型INFJの性格や思考の傾向にその秘密が隠されているはずです。ここからは提唱者型の性格特徴を10個の項目に分けてお伝えし、その理由を探ってみました。
①:ユニークで斬新なアイデアを生み出す
提唱者型INFJは多角的に物事を捉えられるため、他の人が考えつかないような発想を思いつくことがあります。
クリエイティブな場面ではこの能力を活かすことができますが、「頭おかしい」「ちょっと変わってる」と思われることもあるでしょう。
しかし、周りから「頭の回転が速い」「天才」と高く評価され喜ばれることの方が多いようです。
②:感受性が豊か
提唱者型INFJはとっても繊細で優しい心の持ち主。感受性に富んでいて、何も言われなくても他人の気持ちを察することが得意です。
しかし、否定的な言葉やちょっとした批判に傷つきやすく、すぐに落ち込んでしまうことも。相手のネガティブな気持ちに引っ張られてしまい、自分も負の感情になってしまうことがあります。
③:思いがけない行動をとることがある
提唱者型INFJは独自の価値観や信念を持っている人が多く、それらに従って突拍子のない行動や発言をすることがあります。
おそらく、周りの人は「常識はずれだな」「頭が悪い」と驚いてしまうでしょう。
しかし、提唱者型INFJは人のためになることを常に考えているタイプ。自分の利益のために動くのではなく、相手を喜ばせたいという精神から行動を起こすそうです。
④:共感性が高い
提唱者型INFJは他人の気持ちを受け取る『感受性』に加え、共感性も高いと言われています。
他人の気持ちに寄り添って物事を考えることができるので、悩み相談の相手に選ばれることも少なくありません。
ただ、クリエイティブな思考からとんでもない解決策を導き出してしまうことも。共感力はあるのに相手からはまったく共感されないケースが多いようです。
⑤:一人が好き
提唱者型INFJは内向的な性格で大人数でいるよりも、一人や少人数の空間を好みます。
常に頭を回転させているタイプなので、一人でいる時の方が考えがまとまり、落ち着いて過ごせるのでしょう。
周りの空気を読むことができるので社交的にみられがちですが、「休みの日は基本一人で過ごすことが多い」というと驚かれることがあるようです。
⑥:感情を表現することが苦手
提唱者型INFJは感情を表に出すことが苦手。周りから「おとなしい人」「何を考えているのかわからない」と思われてしまうことがあります。
しかし、心を許した相手には感情をあらわにするので「意外としゃべるんだね!」びっくりされてしまうケースもあるようです。
⑦:批判されるとすぐに落ち込む
提唱者型INFJは繊細な心の持ち主なので、他人からの悪意あるひとことにすぐに傷つき、落ち込んでしまいます。
ネガティブな気質が強い場合だと、頭の回転の速さから想像力を発揮し、悪い方へ悪い方へと妄想を膨らませてしまいがち。
自分が知らないうちに「何を言ってもマイナスに受け取られてしまう」と周りから気を遣われるかもしれません。
⑧:心配性でソワソワしがち
提唱者型INFJは繊細な性格が災いして、すぐに不安や恐怖を感じてしまう傾向があります。
周りから見ると「そんなことで」と思う事案にもビクビクソワソワしてしまうので、「頭がおかしい」「心配しすぎ」と思われることがあるでしょう。
提唱者型INFJは絶対に失敗したくないという完璧主義的な部分もあるので、リスクを回避しようと余計に心配性を発揮してしまうようです。
それゆえ、行動やパフォーマンスを思うように発揮することができず、職場などでは「INFJは仕事できない」と思われる傾向もあるようです。詳しくは以下の記事からどうぞ
⑨:他人に思っていることを理解されにくい
前の項目に重複してしまうかもしれませんが、提唱者型INFJは独自の視点で物事を捉えることが多いと言われています。
そのため、周りに考えを理解してもらえないことがあり、「不思議ちゃん」とキャラ付けされてしまうことが多々あります。
また、積極的に自己主張しないタイプでもあるので余計に「何を考えているのかわからない」と思われてしまうようです。
⑩:先のことばかり考えてしまう
提唱者型INFJは想像力や直感力に優れているため、まだ起こってもいない悪い未来を想像してしまうことがあります。
周りからは「今、心配してもしょうがない」と相手にされず、変な人扱いされてしまうかもしれません。
結論を先走って出そうとするのではなく、一旦落ち着いて物事を考えられるようになると心が軽くなると思います。
まとめ
提唱者型INFJが頭おかしいや頭が悪い、頭の回転が速いと言われる理由についてまとめてみました。
自分だけの価値観や信念を強く持っている提唱者型INFJは、「ちょっと変わってる」と周りから奇異な目で見られることがあるでしょう。また、独創性にも優れているので、考えもつかないような意見を発し、「不思議ちゃん」と言われることがあるかもしれません。
それでも、感受性が豊かで共感性も持ち合わせていることから、基本的には優しく思いやりのある性格だと認識されています。そして、内向的でコミュニケーションを積極的にとる方ではありませんが、その人柄は周りを惹きつけるパワーがあり、安心感や信頼感を得やすいといえます。
一部では「頭おかしい」や「頭の回転が速い」といった意味が当てはまるかもしれませんが、それ以外はすばらしい個性と考えて受け止めるといいですよ。
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