擁護者型ISFJは仕事できない?向いてる適職や得意なことを解説

擁護者型ISFJは仕事できない?向いてる適職や得意なことを解説アイキャッチ

『MBTI診断(Myers–Briggs Type Indicator、マイヤーズ=ブリッグス・タイプ指標)』はその人の性格を診断するテストで、最近は就職や転職活動のときにも活用されています。

当記事では16の性格タイプから『ISFJ(擁護者型)』の性格特性に注目し、向いている職種や得意なこと、仕事ができないと言われている理由をまとめてみました。

これを読めば、自分の強みや適職を理解することができ、性格に合ったキャリアを見つけることができます。

『ISFJ (擁護者型)』は、内向型 (Introverted)、感覚型 (Sensing)、感情型 (Feeling)、判断型 (Judging)を組み合わせた性格のことを指します。

目次

擁護者型ISFJの得意なことは?

擁護者型ISFJの得意なことは?

擁護者型ISFJは自分よりも他者や周りを最優先し、気配りや手助けができる性格の持ち主。つまり利他的ということですね。

常に周りを観察し、困っていたり悩んでいたりする人がいないかレーダーを張り巡らせており、見つけたらすぐに駆けつけ、手助けすることができます。

ここからは擁護者型ISFJの長所や得意なことを詳しく紹介していきます!

擁護者型ISFJの得意なこと①:周りへの気配りができる

擁護者型ISFJは、他者の感情やニーズを敏感に察知できる能力にも優れており、その人が求めていることを瞬時にやってのけるので『気配りの人』と認識されることが多いです。

その場の空気を読むことも得意なので、大人数のコミュニティやグループをまとめることにも長けています。チームリーダーに任命されたり、その補佐的な役割で活躍できるのも擁護者型ISFJの長所です。

擁護者型ISFJの得意なこと②:良好な人間関係を築ける

擁護者型ISFJは相手の感情を察する能力、つまり共感性に優れているため、内向的でありながらもコミュニケーションが得意。少人数はもちろん、大人数相手でもそれぞれの人の気持ちを汲み取って円滑にまとめることができます。

例えば、擁護者型ISFJがプロジェクトチームを発足しそのリーダーに任命されたとしましょう。業務を行う中でメンバー同士で意見が割れた時も両者の意見を公平に汲み取って、解決へと導くパワーを持っています。

擁護者型ISFJの得意なこと③:観察力と分析力を働かせる

擁護者型ISFJは観察眼が鋭く、人の些細な変化に気づきやすいです。仕事の時も小さなミスを見逃さず、すぐに対応するので大きなトラブルにつながることを防ぎます。

また、分析力にも優れており、その人の感情を細かく察することができます。相手のニーズや意図を理解し、先回りして行動することができます。

擁護者型ISFJの得意なこと④:何事にもコツコツと取り組む

何事にもコツコツと一生懸命に取り組む擁護者型ISFJ。『継続は力なり』ということわざがぴったりと当てはまる性格だと言われています。

この能力を活かすと、仕事の専門分野の知識を獲得することができたり、興味関心のあることについてさらに深く知ることができるでしょう。その結果、趣味を特技に繋げたり、新たな資格を取得できたりとキャリアアップにつながります。

擁護者型ISFJの得意なこと⑤:責任感を持って物事に取り組む

擁護者型ISFJは責任感が強い性格で、一度やり遂げると決めたら完成に向かって一生懸命に取り組みます。

その性格からチームのリーダーを任されることも。持ち前の共感性を活かしつつ、メンバーをまとめ、締切りを厳守し、目標達成まで完璧にやり遂げるので上司や同僚から厚い信頼を得ることができます。

しかし、「全部自分がやらなきゃ」とプレッシャー感じてしまいがち。時には肩の力を抜いてリラックスする時間を設けたり、周りの人に頼ったりすることが大切です。

意外と出世コースに乗れるタイプかも!?

擁護者型ISFJの得意なこと⑥:相手の気持ちに寄り添う

『擁護者型ISFJの得意なこと①』や『擁護者型ISFJの得意なこと②』で紹介した通り、擁護者型ISFJは共感力が高いと言われています。

相手が喜んでいたり、悲しんでいたりするところに遭遇した際に、その感情を正確に察し、共感することができます。

相手は自分が欲しい言葉をかけてくれる擁護者型ISFJのことをよき理解者だと認識するでしょう。そのため、周りから話を聞いてくれる相談相手として頼りにされることが多いです。

擁護者型ISFJが「仕事できない」と言われる理由

ネットで擁護者型ISFJと検索すると「仕事できない」というワードがヒットします。

しかし、仕事ができないのではなく、性格的に「できない」と勘違いされているだけの話。実際はかなりできる方なので安心して大丈夫です。

それでは、擁護者型ISFJは性格的にどんな職種と相性が悪いのか調べてみると、その時々の変化に合わせて臨機応変な対応や決断が求められる仕事に向いていないといいます。

なんでも慎重に行動するタイプなので、トラブルが起きても迅速に判断したり決断ができず、「仕事ができないな」と思われるのでしょう。

また、擁護者型ISFJは「人の期待に応えたい!」「喜ばせたい」という思いが強いため、何かを頼まれたら断ることがなかなかできません。結果、やらないといけないタスクがどんどんと溜まっていき、キャパシティを超えてしまうこともあるといいます。

また、自分自身の考えを主張することも得意としていないので、会議などの場で意見をはっきりと言わないことも…。

さらに、何かをやり遂げたり、成功させたりしても自分の手柄だと上司にアピールしないので、「仕事ができないやつ」と誤解されてしまうこともあるようです。

擁護者型ISFJに向いてる職業は?適職3選!

擁護者型ISFJに向いてる職業は?適職3選!

ここからは擁護者型ISFJの性格特性を踏まえて向いている職業について解説していきます。これから就職や転職を考えている人はぜひ参考にしてくださいね。

擁護者型ISFJに向いてる適職①:医療・福祉系

・看護師
・介護士
・保育士
・社会福祉士 etc…

他者を直接的にまたは間接的にサポートする医療系や福祉系の職業は、『縁の下の力持ち』と表現されることもある擁護者型ISFJに向いているといえます。

擁護者型ISFJは誰かを助けることに生きがいを感じる性格なので、患者さんや利用者さんに献身的に寄り添い、健康やライフワークの向上を目指します。

対象の相手が元気になっていく過程が目に見えてわかると、仕事にやりがいを感じて、さらに頑張ろうという気力が湧いてくるはず。

また、観察力に優れているため、対象者の変化やニーズにいち早く気づくことができ、トラブルを回避したり症状の悪化を防ぐことができるでしょう。

そして、このような職種は周囲の人や機関との連携も大切。擁護者型ISFJはここで協調性の高さを活かすことができます。

擁護者型ISFJに向いてる適職②:教育系

・小学校教諭
・養護教諭
・スクールカウンセラー etc…

子供達と直接関わることができる教職も擁護者型ISFJが仕事へのやりがいを見出しやすい職業だと言えます。

教諭の場合は勉強を教えるということがメインになりますが、生きていく上での知恵を授けたり、生活面のサポートも行ったりしなくてはいけません。

また、子供だけでなく保護者との関わりも重要になってきます。子育てのサポートをする上で相手の言葉を傾聴し、アドバイスができるコミュニケーション能力の高さが求められるでしょう。

擁護者型ISFJに向いてる適職③:事務・管理系

・総務
・経理
・人事
・一般事務
・市役所職員 etc…

事務職や管理が必要となる職種には、厳守しなければルールや規律が設けられており、何事にも順序をもってコツコツと取り組むタイプの擁護者型ISFJにぴったり。決められたルーティンに従って作業することをそれほど苦痛と感じないので、データ入力や書類の作成の場面で力を発揮します。

一見、地味な仕事に見えるかもしれませんが、人の役に立ちたいと常に思っている擁護者型ISFJにとっては適職。縁の下の力持ち的な業務にやりがいを感じ、もっと頑張ろうと意気込むでしょう。

このように明確なルールがあり、目標が定まっている仕事は真面目さや正確さを持ち合わせてる擁護者型ISFJに向いている職種といえます。

しかし一つ注意することが。擁護者型ISFJはコツコツと仕事をこなすことができますが、先々を見越すことが苦手です。

さらに、単純作業といった同じことを繰り返すことにストレスを感じやすかったりもするので、『決められたルーティン』といっても事務的な作業のほか、電話対応、他部署との連携などいろいろな業務を任される仕事を選ぶといいですよ。

擁護者型ISFJに向いていない職業は?

擁護者型ISFJに向いていない職業は?

擁護者型ISFJは他者との競争を強いられることにストレスを感じやすいです。そのため、仲間内で売上を競い合うような営業職などは向いていないと思います。

また、周りからのプレッシャーにも弱いため、大きなリスクを伴う職種はできるだけ避けた方がいいでしょう。例えば、投資家や起業家はハイリスクでハイリターンがある仕事。失敗を恐れる擁護者型ISFJにとってはストレスが溜まり、負担が大きすぎます。

警察官、消防士なども常に危険が伴いますよね。予測不能なことが起こる事件や災害の現場では、柔軟な対応が求められます。慎重派ですぐに行動できない擁護者型ISFJにとってはあまり能力を発揮できない職種と言えます。

そして、他者からの批判に弱いのも擁護者型ISFJの特徴。販売スタッフやカスタマーサポートセンターのオペレーターといった接客業はお客様からの苦情をダイレクトに受けなければならない場合があるので向いていないでしょう。

周りの目を気にし、繊細で傷つきやすい心の持ち主である擁護者型ISFJにとっては「しんどい」「つらい」と感じる職種かもしれません。

擁護者型ISFJに向いてる職種の特徴とその他の職業は?

擁護者型ISFJに向いてる職種の特徴とその他の職業は?

擁護者型に向いている職種をまとめてみると、以下のような特徴が共通して挙げられます。

擁護者型ISFJに向いてる職業の特徴

・他者をサポートする仕事
・ルールや規則を守って作業する仕事
・目標やタスクに向かってコツコツと進める仕事

擁護者型は人が喜んでくれることが一番嬉しいと感じる献身的な性格です。そのため、他者をサポートする職に向いていると言われています。

また、決まったルーティンやフォーマットに従って何かを行うことが得意。ルールや規則があらかじめ設定されている職業がマッチすると思いますよ。

目標に向かってコツコツと頑張り、何かを成し遂げることにも長けています。また観察眼が鋭く分析力もあるので、細かいミスなどによく気がつき、トラブルを回避したりと影の立役者になれるはずです。

また、メンバー全員の気持ちや能力を把握し、より良い仕事環境を作り出すことも得意としています。チームのリーダーを任されたり、必ずいてほしい人材として重宝されるでしょう。

そして今回、ご紹介できなかった擁護者型ISFJの適職がこちら!どれも『向いてる職業の特徴』に当てはまるので、持ち前の能力を発揮できると思いますよ。

・学芸員
・イベントプランナー
・ウエディングプランナー
・Webデザイナー
・工場作業員
・司法書士

まとめ

今回は擁護者型ISFJが「仕事ができない」と言われている理由や適職、得意なことについてまとめてみました。

観察力やサポート力など、擁護者型ISFJならではの強みを生かせる職種はさまざまあります。繊細でストレスを感じやすいという短所もよく理解しておくと、自分に合った仕事が必ず見つかりますよ。

その時にこの記事が少しでも参考になると嬉しいです。ぜひ、就活や転職活動、キャリアアップにいかしてみてくださいね。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

コメント

コメントする

目次