擁護者型ISFJは忠実で真面目、協調性や思いやりも兼ね備える心優しい性格の持ち主です。
しかし、一部では擁護者型ISFJが嫌われるといわれることもあるそう。
この記事では、擁護者型ISFJが嫌われる理由を調査してみたいと思います。
擁護者型ISFJが嫌われる理由は?
擁護者型ISFJが嫌われる理由は、賢く控えめな性格が裏目に出てしまうことだといわれています。
擁護者型ISFJの長所でもあるはずが、嫌われる要因になってしまう理由を見ていきましょう。
理由①柔軟性がない
擁護者型ISFJは、変化や新しい物事に対する柔軟性に欠ける部分があります。
過去の経験や自分が持っているデータに基づいて物事を判断するので、常に安定し変わらない環境を好みます。
そのため、友達と「新しいレストランに行ってみよう」という話になったとき「美味しいかどうかわからないから、いつものところがいい」と自分の意見を主張してしまうこともあるでしょう。
職場では、業務の効率化のために新システムが導入されても、それまで行ってきたやり方を貫き通そうとすることもあるかもしれません。
「現状維持バイアス」といって、今ある状態に満足し少しの変化を加えるのも不安に感じてしまう、という心理状態が、擁護者型ISFJにははたらきやすいといわれています。
擁護者型ISFJは、基本的に控えめで自分の意見を押し通そうとはしませんが、どうしても譲れない部分では持ち前の頑固ぶりを発揮することがあります。
理由②依存しやすい
擁護者型ISFJは他人から頼られることを好み、共依存に陥りやすいといわれています。
自己評価や自己肯定感が低い人が多く、他人から頼られることで自分の存在価値を判断する人も。
自分の存在意義や努力を過小評価してしまい、それを他人からの注目や意識で埋めようとします。
そのため、恋愛関係や友人関係にあると「自分を頼ってほしい」「ほかの人ではなく自分に相談してほしい」という気持ちが高じて、相手が重たく感じてしまうこともあるでしょう。
理由③過干渉である
擁護者型ISFJは他人から頼られることに快感を覚えるので、時に過干渉な一面も発揮します。
パートナー関係や親子関係においても、先回りして危険を回避してあげたり、自分でできることもやってあげたりしてしまいます。
それが擁護者型ISFJの長所でもあるのですが、関係性によっては相手の成長を妨げ、どんどん甘やかしてしまうので、相手のためにならないこともあるでしょう。
また、自分の関与や援助を通して他人に恩を感じてもらいたいと思うところがあり、相手にとっては「支配されている」と感じることもあるようです。
他人に与えられた課題や試練までも引き受けようとする思いやりは、ときに裏目に出ることがあるので、控えめにしておきましょう。
理由④束縛をする
擁護者型ISFJは真面目で忠実な一方、相手に対しても同じように誠実であることを求め、束縛につながることがあります。
友人や恋愛関係においても相手の行動を監視したり、自分の管理下に置きたいと思うこともあるようです。
そのため、自分が特定の相手に対し誠実に向き合っている場合、相手も同じだけの熱量を自分に対して持っていてほしいと願い、相手の交友関係や自由時間を制限してしまうのだそうですよ。
理由⑤細かいことを気にする
擁護者型ISFJは繊細といわれることもあり、良くも悪くも記憶力に優れています。
どんなことでも鮮明に覚えているので、相手によっては苦手意識を持たれやすいのです。
人の名前や特徴を覚えるのは好印象を持たれる理由になりますが、過去にされたことやストレスを根に持つ傾向にあるので、ケンカのときに過去の出来事を掘り起こしたりする人もいるかもしれませんね。
たとえば、細かいことを気にしないISFP(冒険家型)の人が相手だと、些細なことまで根に持つ性格が嫌われることもあるでしょう。
理由⑥ストレスのはけ口が家族に
擁護者型ISFJは、控えめで自己主張が少なく協調性に優れているため、ストレスや不満を溜め込みやすいといわれています。
そのため、負の感情のはけ口が家族や友人などの親しい間柄に流れてしまうことが多いそう。
逆に言えば、擁護者型ISFJが家族や親しい友人にいた場合、迷惑を被ることもあるでしょう。
繊細な擁護者型ISFJは、些細な言葉でも重く受け止めてしまい、ずっと引きずってしまうこともあります。
そのストレスを、親しい間柄の人に対して発散してしまわないよう気をつけましょう。
理由⑦無意識に人を傷つける
擁護者型ISFJは共感性が高く、協調性にも優れているため、知らず知らずのうちに他人を傷つけてしまっていることがあります。
友人関係や職場でも、長いものに巻かれる傾向にあるので、嫌がらせの首謀者に協力してしまったり、他人の悪口を言われるとつい乗っかってしまったりすることもあるでしょう。
空気を読むことが得意で、人間関係の流れを把握することが得意なことは長所ですが、誰かを貶めたり傷つけたりする言動につながらないよう気をつけたいですね。
理由⑧自分の意見がない
擁護者型ISFJは基本的にリーダーではなくフォロワータイプなので、自分の意見を堂々と主張することはしません。
そのため、リーダータイプの人についていったり、意見を合わせたりと、八方美人に映ることがあります。
自分の意見を言わず、強い人のもとで悠々と有利な位置をキープしている様子が、集団生活では嫌われることがあるようです。
擁護者型ISFJが嫌われないためには
擁護者型ISFJは嫌われると思われているようですが、努力次第で他人と良好な人間関係を築くことができます。
ここまで、擁護者型ISFJが嫌われる理由を述べてきましたが、基本的に擁護者型ISFJは思いやりにあふれ、協調性もあり、人から好かれるタイプのMBTIです。
長所も多いので、その長所が裏目に出ないような気遣いや意識を高めていきましょう。
NOという勇気を持とう
擁護者型ISFJは、良くも悪くもお人好しで自分の意見を主張しないため、陰口に加担したり長いものに巻かれたりするところがあります。
それ自体は悪いことではありませんが、人を傷つけたり不快にさせることは避けたいですよね。
むやみやたらに悪口に共感せず、こんなふうにやんわりかわしてみてはいかがでしょうか。
- 私はその人とあまり仲良くないから分からないな
- そっか、あなたはそう思うんだね
- そうなんだ、知らなかったよ
悪口をいわれて「そう思わない?」と共感を求められたときに、波風を立てずにかわせるセリフだね!
過去を掘り起こさないようにしよう
親しい関係の人とケンカや口論になったとき、つい過去にされたことを掘り起こしたりしていませんか?
擁護者型ISFJは記憶力に優れているので、良いことも悪いことも鮮明に覚えているという特徴があります。
しかし、中には過去を気にしない相手や、過去に起きたことは忘れてしまう人もいますよね。
そういうタイプの人にとっては、擁護者型ISFJが「根に持っていて怖い」「陰湿な性格だ」というふうに映ることも多いでしょう。
忘れられない過去や、相手にどうしても直してほしいことを除いて、むやみやたらに過去を掘り起こすのは控えた方が良いかもしれませんね。
自分に自信を持とう
擁護者型ISFJは、自分に自信を持つべき人格の持ち主です。
誠実で真面目な性格が人から好かれ、優しく思いやりのある心を持ち合わせているにもかかわらず、自分を過小評価するあまり八方美人になってしまうことがあります。
そのままのあなたに自信を持ち、悪口に加担したりしなくても価値がある人間なのだと考えるようにしてみてはいかがでしょうか。
まとめ
擁護者型ISFJが嫌われる理由と、その解決策をまとめてみました。
擁護者型ISFJは、基本的に思いやりに溢れた優しい性格の持ち主で、トラブルを起こすことはほとんどないといわれています。
しかし、控えめで謙虚な性格が裏目に出ると「陰湿」「八方美人」という印象になることもあり、注意が必要です。
ルールや秩序に忠実で真面目な性格は、まわりから信頼される長所の1つ。
自分を過小評価せず自信をもって、意見を堂々といえるようになれば、さらに信頼度は上がるでしょう!
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