論理学者型INTPは、合理性を求める論理的で聡明な性格タイプです。
自分の思考に没頭し社交的な付き合いを求めないので、時に社会不適合者のレッテルを貼られたり、生きづらさを感じることもあるようです。
この記事では、論理学者型INTPが社会不適合だと感じ辛いこと、そして生きづらいと思う理由について解説します。
もしあなたが論理学者型INTPと診断された際、少しでも生きやすくなるよう、この記事を読んで気持ちを整理してみてくださいね。
論理学者型INTPが社会不適合で辛いこと9選!
論理学者型INTPが社会不適合で辛いことを、9個厳選して解説します。
論理学者型INTPはその場のノリや楽しさを重視しないため、時に周囲と大きな温度差を感じてしまうことがありますよね。
論理学者型INTPが社会不適合だと感じる瞬間について、見ていきましょう。
社会不適合で辛いこと①社交性がほぼゼロである
論理学者型INTPが社会不適合で辛いことは、社交性がほぼゼロであることです。
論理学者型INTPは【I】(内向型)の要素が強く、内向的な性格タイプの中でも特に社交性が低いことで知られています。
特に大人数の中にいると居心地の悪さを感じ、飲み会やパーティーでは「早く帰りたい」と思うことが多いのではないでしょうか。
そのため、会社に所属していたり上司や取引先との付き合いに対しても、ストレスを感じてしまうでしょう。
社会不適合で辛いこと②考えが独特である
論理学者型INTPが社会不適合で辛いことは、考えが独特であることです。
論理学者型INTPは頭が切れるタイプのため、ほかの人には思いつかないような考えや意見を秘めていることがあります。
世間一般の考えとは合わないことも多いので、周囲から変わり者扱いされ、社会不適合だと感じることがあるでしょう。
しかし、それも論理学者型INTPの長所です。
自分らしさや独自の世界観を貫くことで、本当に気の合う人と出会えるチャンスがあるでしょう。
社会不適合で辛いこと③現実離れしている
論理学者型INTPが社会不適合で辛いことは、現実離れしていることです。
論理学者型INTPは思考型の人間なので、現実から離れて抽象的な考えに没頭することがあります。
理想主義というわけではなく、現実味のない哲学的な概念を掘り下げ、どこまでも真髄に辿り着こうとします。
哲学的、学術的な概念を一度考え始めると止まらなくなり、1人の世界に入り込んでしまいます
現実の世界で、楽しいことや娯楽的なことに面白さを見いだせないとき、自分のことを社会不適合だと感じることがあるでしょう。
社会不適合で辛いこと④人間関係に興味がない
論理学者型INTPが社会不適合で辛いことは、人間関係に興味がないことです。
論理学者型INTPは自己との向き合い、そして自分が興味を持っている分野を突き詰めて考えることに価値を見出すので、社交的な人間関係においては無関心なことが多くあります。
人から変わっているといわれても、陰口を言われても、全く気になりません
良くも悪くも人間関係のスムーズさを気にせずに生きているので、社会不適合だと感じることがあるのかもしれません。
自分が嫌われることを気にしないのはストレスに強い生き方ですが、逆に自分に非があるかどうかもさほど気にしないため、相手からも良く思われないことはあるでしょう。
社会不適合で辛いこと⑤人の気持ちが理解できない
論理学者型INTPが社会不適合で辛いことは、人の気持ちが理解できないことです。
論理学者型INTPは物事を論理的に考えるので、人の感情に気が付くことを苦手としています。
そこにある事実や過去のデータなど、合理性のある事実をエビデンスとするため、何かを決めるときに感情を持ち込むことがありません。
情に流されたり、人の意見に左右されることがないので、人の気持ちにも気が付きにくいのでしょう。
人の感情はパターン化することができず、十人十色なので、気が付くことができるかできないかは性格タイプによるといっても過言ではありません。
努力して簡単にできることではないですし、人の気持ちを理解することにエネルギーを使おうとしてしまうのは、論理学者型INTPにとって大きなストレスにもなるでしょう。
合理的な判断、論理的思考に優れているところが論理学者型INTPの長所なので、社会ではその部分を活かしていきましょう!
社会不適合で辛いこと⑥性格が悪いと言われる
論理学者型INTPが社会不適合で辛いことは、性格が悪いと言われることです。
論理学者型INTPは内向的で感情表現が苦手なため、特に初対面ではミステリアスな印象を残すことが多いでしょう。
打ち解けるにも時間がかかり、また論理学者型INTPと性格の合うMBTIタイプも少ないため、人によってはずっと「変わり者」「何を考えているか分からない」と思われたままになってしまうことも。
積極的に感情を表現しないため、無表情で冷徹な人だと思われることもあるので、性格が悪いと決めつけられる人もいるようですね。
ただ無口なだけなのに「怒ってる?」と言われたり、それに対して面白い返しもできないので、本当に性格が悪いみたいになったり…モヤモヤ!
ただ、周囲からこのように思われて不快に感じることがあっても、相手に好かれようと努力することもないのが論理学者型INTPの強みでもあります。
自分らしさを大切にし、本当に自分のことを理解してくれる人に出会うことができれば怖いものなしですね。
社会不適合で辛いこと⑦人と同じであることを嫌う
論理学者型INTPが社会不適合で辛いことは、人と同じであることを嫌う点です。
論理学者型INTPは、人口のわずか3%しかいない性格タイプだといわれています。
それを裏付けるかのように、論理学者型INTPは「平凡であることを何よりもみじめに思う」のだそう。
よって、人口の3%しかいない論理学者型INTPになれたことは、論理学者型INTPにとっては喜ばしく誇らしいことなのです。
しかし、そんな変わった発想によって社会不適合だと感じることが多いのもまた、論理学者型INTPにとって辛い部分かもしれませんね。
人と違うことは、社会に出ると生きづらく感じる要因の1つですが、実はほとんどの企業で「人と違う人」は逸材になることが多くあります。
人と違うことを嫌う自分の性格に自信をもって、自分らしさを全面に出し活躍しましょう!
社会不適合で辛いこと⑧流行に疎い
論理学者型INTPが社会不適合で辛いことは、流行に疎いことです。
論理学者型INTPは独自の考えや価値観を持っていて、まわりに流されることがありません。
他人に興味がなく、ファッションやメイクの流行や、アイドル文化などのトレンドにも疎く、周囲の話についていけないことも多いでしょう。
流行の話題に乗り遅れると、どうしても集団の中では浮いてしまい、社会不適合だと感じることがあるかもしれません。
究極のマイペースなので、流行に乗っかって周囲と同じ話題で盛り上がることは難しいですよね。
しかし、哲学的な話を深掘りするのが好きな相手に出会うことができれば、会話を楽しむことができるでしょう。
無理に流行に乗ろうとするのではなく、自分と話の合う人に出会えれば良いのね!
社会不適合で辛いこと⑨空気を読むのが苦手である
論理学者型INTPが社会不適合で辛いことは、空気を読むのが苦手であることです。
論理学者型INTPは常に論理的な考えを優先するため、その場のノリや楽しい雰囲気を無視してしまうことがあります。
空気を読むのが上手な人は、周囲の空気に合わせて面白い発言をしたり、本意ではなくても相手が笑う返答ができたりしますが、論理学者型INTPには至難の業。
たとえば、失恋したばかりの友人に対し自分の恋の相談をしてしまったり、相手が気にしている失敗を掘り起こすような話題を振ってしまったりしたことはありませんか?
あるある!もちろん意地悪でそんなことをしているわけではないのだけど、必要なタイミングで話したら「今じゃなかった…」ということが多い。
人の感情を考えて行動することが苦手な論理学者型INTPは、日本人特有の「察する文化」も苦手なので、特にコミュニケーションにおいてストレスを感じることがあるでしょう。
論理学者型INTPが生きづらい理由は?
論理学者型INTPが社会不適合で辛いと思うことをご紹介してきましたが、なぜ論理学者型INTPはこんなふうに生きづらさを感じてしまうのでしょうか?
生きづらさの根源を知って、少しでも気持ちを軽くしていきましょう。
生きづらい理由①極端な論理的思考だから
論理学者型INTPが生きづらい理由は、極端な論理的思考だからです。
特に日本社会は、集団生活や周囲との調和を重んじる文化があります。
まわりとうまくやっていくためには、人の気持ちや空気を読みながら行動することが求められるのです。
しかし論理学者型INTPは感情ベースで行動をしないため、人の気持ちを察したり感情によって意見を変えることを苦手としています。
また、他人に対しても同様で、感情的になる人を見ると否定したくなったり「論理的に考えられない人だ」と見下してしまうこともあるのではないでしょうか。
このように極端な論理的思考な部分が、論理学者型INTPに生きづらさを感じさせているのです。
生きづらい理由②頭の中がいつも忙しいから
論理学者型INTPが生きづらい理由は、頭の中がいつも忙しいからです。
論理学者型INTPは一見物静かな人に見えますが、実は脳内は常にフル思考。
関心のあるトピックや哲学的な物事を掘り下げたり、自分なりの考えをまとめたりと、脳が休みなく働いているのです。
興味を示すと、とりあえず頭の中で考えるという回路が出来上がっているので、頭の回転を止めることができません。
考えることで忙しくなると、食事や睡眠などのルーティンすら忘れてしまうことも…
常に頭をフル稼働させている論理学者型INTPは、まわりから変わった目で見られたり、トラブルになることもあったり、生きづらさを感じる場面が多いでしょう。
生きづらい理由③完璧主義が過ぎる
論理学者型INTPが生きづらい理由は、完璧主義が過ぎるからです。
論理学者型INTPは、自分の失敗にも他人の失敗にも手厳しい部分があります。
些細なミスでも見逃すことができず、なぜそのような間違いが起こったのか徹底的に分析したりさせたり、同じミスを起こさないように完璧な対策を立てようとしたりします。
そのため職場では頼りにされることも多く、安心して仕事を任せられる存在になれるのですが、小さなミスでも気にしすぎてしまう完璧主義な性格には、生きづらさを感じてしまうこともあるかもしれませんね。
しかし、そんな論理学者型INTPに「もっと力を抜いて」といっても無意味なのです。
方法にこだわり、ミスを許さないのが論理学者型INTPの特徴であり長所でもあるので、完璧主義な性格に自信を持ち、それを活かせる環境を選ぶようにしましょう!
まとめ
論理学者型INTPが社会不適合で辛いこと、そして生きづらく感じてしまう理由について解説してきました。
人から批判されたり嫌われたりしても気にしない強さを持つ論理学者型INTPですが、それでも社会に適合していないと思うことで働きづらさや居場所のなさを感じることもありますよね。
そして、それが生きづらさを感じる要因にもなるでしょう。
しかし、論理学者型INTPは全人口の中でもきわめて珍しい性格タイプといわれ、天才的な才能さえあるといわれています。
コミュニケーション面においては課題が多いものの、ビジネスの場で活かせる特徴が多い性格なので、活かせる環境を選んで活躍の場を広げていきましょう!
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