責任感が強い幹部型ESTJはリーダーといった役職を任されることが多いしっかりもの。分析力や観察眼に優れており、物事を冷静に判断できる力を持っています。
そんな幹部型ESTJをネットで検索すると「性格が悪い」「冷たい」といったネガティブなワードがヒットします。
この記事では幹部型ESTJが「性格悪い」といわれる理由やいわれないようにする方法をまとめています。これを読めば幹部型ESTJの性格特性が理解できるはず。短所を見直すきっかけになるのでぜひ最後までご覧ください！
幹部型ESTJが「性格悪い」と言われる理由11選
いつでも冷静に物事が判断できる幹部型ESTJ。責任感が強く、とっても真面目な性格で周りの人から信頼されています。
しかし、「絶対に目標を達成しよう！」と張り切るあまり、周囲を置いてけぼりにしてしまうことも。「幹部型ESTJのペースにはちょっとついていけないかも…」と人が離れていってしまいます。
そんな幹部型ESTJが周りから「性格悪い」といわれ、疎まれてしまう理由を11つの項目に分けてご紹介します。
幹部型ESTJが「性格悪い」と言われる理由①：周りの意見やペースを無視する
幹部型ESTJは自分の信念や価値観が「絶対正しい」と思い込んでいることが多く、それにしたがって行動します。
そのため、周りから意見されても聞き入れようとしません。とくに話し合いの場においてその様子は顕著にあらわれ、みんなから「人の話をまったく聞かない」「性格が悪い人」と呆れられてしまいます。
自分の考えの方が正しいという場合はもちろんあると思います。しかし、そればかりに固執していては新しいアイデアが生まれませんし、「頑固な人」といわれてどんどん人が離れていってしまうので周りの声にも耳を傾ける努力をしなければいけないと思います。
また、幹部型ESTJは目標達成のために突っ走るので、時間外も仕事をして、周りにもそれを強制してしまうことがあるようです。他の人は「早く帰りたい」と思っているかもしれないのにその気持ちやペースを無視してまで成果や結果を求めるのです。
これも「人のことを考えていない性格が悪い人」とマイナスなレッテルを貼られてしまう理由でしょう。
幹部型ESTJが「性格悪い」と言われる理由②：自分の価値観や信念を押し付ける
幹部型ESTJは自分が考える価値観や信念が正しいと信じ込むクセがあり、それを完璧に守ろうとします。
それだけならいいのですが、その価値観や信念を周りに無理矢理押し付けようとするので「タチが悪い」といわれるのです。
人にはそれぞれ「自分だけのルール」というものがあります。それを他者から否定されたり、強制的に変えさせられたら不快に思いますよね。幹部型ESTJはこのことをよく理解して、他者と関わるようにしましょう。
幹部型ESTJが「性格悪い」と言われる理由③：ルールや規則にこだわる
幹部型ESTJは決められたルールや規則をきちんと守り、「破ることなんてあり得ない」と思っている真面目なタイプです。
ルールや規則を守ることは見習うべきことですが、周りにも「絶対に守ってよ？」と強制するので「融通が効かない人」と反感を買ってしまうといいます。
状況によっては、ルールを破らないといけない場面がたくさんあると思います。そんな出来事に遭遇しても、柔軟に対応できるようにシミュレーションしておくことが幹部型ESTJの課題です。
幹部型ESTJが「性格悪い」と言われる理由④：新しいものを受け入れようとしない
幹部型ESTJは古いものに固執してしまう傾向があり、新しいものをなかなか受け入れようとしません。
例えば、周りからいいアイデアを提案されても「昔とやり方が違うからだめ」といって却下し、「頑固者」「性格が悪い」といわれてしまうようです。
昔ながらの伝統や規律、秩序を大切に思うことはとっても素敵なことですが、そればかりに執着してしまうと新たなものが生み出せません。
変化を恐れる気持ちもよく分かりますが、ちょっとずつでもいいので新しいものを受け入れていくことが生きやすくなるコツだと思います。
思い切って取り入れてみることで、「古いものよりこっちの方が効率がいいかも」と新たな発見に出会えるかもしれませんよ。
幹部型ESTJが「性格悪い」と言われる理由⑤：何事にも白黒つけたがる
幹部型ESTJは物事の善悪をはっきりさせないと気が済まない性格です。うやむやな中途半端な状態を「気持ち悪い」と感じ、明確な答えが出るまで探し続けます。
そんな姿を見て、周りは「極端な人だな」「ちょっとくらい妥協すればいいのに」と不思議がり、「近寄ったら面倒臭そうだな」と感じるでしょう。また、白黒をはっきりさせることで不利になる人が出てくる場合、幹部型ESTJに対して「性格が悪いな」と思うかもしれません。
「白黒はっきりさせなければ気がすまない」という行動は不安感の表れだといいます。グレーの状態のままにしておくことで未来の自分に何か悪い影響があるのではないかと考えてしまい、周囲に威圧的な態度や強引な行動をとってしまうこともあるようです。
そのため、物事がはっきりしない場面に遭遇したら、「多少曖昧でも大丈夫」というマインドを思い浮かべましょう。これを繰り返すことで、これまでよりもずっと生きやすくなると思います。
幹部型ESTJが「性格悪い」と言われる理由⑥：冷酷に見られる
幹部型ESTJは常に落ち着いていてクールな印象に見られがち。感情を表情に出すことが苦手で、周りから「何を考えているのかわからない」「怖い」といわれることが多々あるといいます。
しかし、本人は物事を冷静に判断する能力を発揮するために、喜怒哀楽をあまり表現しないだけ。そのため「冷たそう」といったネガティブなイメージは単なる誤解なのです。
また、幹部型ESTJは自分が思ったことや感じたことをそのまま相手に言葉でぶつけてしまうことがあります。
どんなに相手が傷つきそうなことでもオブラートに包むということをせず、ストレートに伝えてしまうので「性格が悪い」「人の気持ちがないのか？」といわれるのでしょう。
つまり、幹部型ESTJは自分の感情を表に出すことだけでなく、相手の感情を読み取ることも苦手。周りの人が悲しんでいたり、喜んでいたりしてもその気持ちに共感する力もないので孤立してしまいがちです。
幹部型ESTJが「性格悪い」と言われる理由⑦：人にも自分にも厳しい
幹部型ESTJは自分にはもちろん、他者にも厳しい性格です。些細なミスも許せず、失敗した相手のことをどんな立場であろうと責め立ててしまいます。
また、職場で目標を達成するために必死になって、自分だけでなく周りの人にも厳しいノルマを課すでしょう。この様子が「性格が悪い」「人の気持ちやペースを考えていない」といわれる原因になってしまいます。
人にはそれぞれ向き、不向きがあります。そのため、「みんなが自分と同じようになんでもできる」と思い込んではいけません。
ミスした人のことは責めずにうまくカバーしたり、相手にとってストレスになるような強制はしないことを心がけるとよりよい人間関係が構築できると思いますよ。
幹部型ESTJが掲げるべきモットーは「人に優しく、自分にも優しく」ですね。
幹部型ESTJが「性格悪い」と言われる理由⑧：几帳面すぎる
幹部型ESTJは几帳面な性格で細かい部分にまで気を配ります。ちょっとしたミスや失敗に誰よりも早く気づくことができるので周りに感謝されることも多いでしょう。
しかし、そのミスをした人のことを強く責め立ててしまうことがあります。「見つけて解決できたら終わり」ということが許せず、「どうしてミスしたのか」と厳しく原因を問い詰めます。
この様子に「厳しすぎる」「細かすぎて嫌なんだよな」「性格悪い」といわれてしまうことがあるかもしれません。
ミスを指摘して相手に次からしないように注意することはすばらしいことですが、厳しく責め立てずに優しい言葉をチョイスしましょう。これに気をつけるだけでグンっと印象がよくなりますよ。
幹部型ESTJが「性格悪い」と言われる理由⑨：いつも仕切りたがる
幹部型ESTJは責任感が強く、集団の中にいるとつい「みんなのことを引っ張っていきたい！」と強く思ってしまいます。
もちろんリーダーとしての気質を十分に備えているので、周りから「代表になってほしい」と頼まれることもあるでしょう。
しかし、幹部型ESTJの場合は「みんなの意見を聞いてまとめたい」ではなく、みんなを「支配したい」「統制したい」という気持ちのほうが大きいので周りから反感を買ってしまうようです。
「仕切りたがりや」と思われないためには、「自分が自分が」とアピールするのではなく、一歩引いて全体を見渡してみることが大事です。
みんなを統率したい気持ちはわかりますが、たまにはほかの人に任せてみるのもありだと思います。自分は副リーダーとして「縁の下の力持ち」的な役割を担ってみると意外とうまくいくかもしれませんよ。
幹部型ESTJが「性格悪い」と言われる理由⑩：自己中心的な態度をとりがち
幹部型ESTJは利他的になれず、自分の利益だけを重視してしまう悪いクセがあります。そのため「人の意見を聞かない」や「無理に自分の意見を押し通そうとする」といった自己中心的な行動をとってしまうのです。
これからは「自分だけ良ければいいや」といった考えは捨て、人の気持ちやニーズに寄り添うことを心がけてみませんか。そうしなければ嫌われて、周りから人が離れていきますし、傲慢な態度はいつまでたっても直りません。
幹部型ESTJが「性格悪い」と言われる理由⑪：短気でいつもイライラしている
幹部型ESTJは冷静ですが、自分が納得いかない出来事に遭遇すると怒りっぽくなる傾向があります。
例えば、仕事で些細なミスを発見した時、冷静に対処すればいいものを「誰がやったの！？」と声を荒げて犯人探しを始めてしまいます。そのため周りから「短気な人」「いつもイラついてて近寄りがたい」と嫌われてしまうようです。
イライラを周囲にぶつけないためには、元々持っている冷静さを保つ訓練をしましょう。怒りの原因になりそうなものに出くわしたら、一旦目をつぶり深呼吸することで気持ちが落ち着いてくるはずです。
この「アンガーマネジメント」を習得するだけでイライラをコントロールできるようになり、周りからネガティブなイメージで見られなくなりますよ。
幹部型ESTJが「性格悪い」と言われないためにするべきことは？
幹部型ESTJが「性格悪い」といわれないようにするためには、「どんな場面で相手を困らせたか」「嫌な顔をされたのはどんな時？」といった過去の出来事を振り返ってみることが重要です。
そうすると、自分の短所が見えてくるはず。ここからは得意の分析力を生かして、次からはしないようにする方法を導き出せるはずです。
真面目で正義感が強い性格なので、自分がされたら嫌なことは相手にもしないということがきちんと理解できるのが幹部型ESTJの強み。自分の価値観の押し付けや「周りを支配したい」という欲を取り除くだけで人間関係がうまくいくようになりますよ。
まとめ
幹部型ESTJが「性格が悪い」といわれる理由についてまとめてみました。
真面目でリーダーシップが強く、完璧を求める幹部型ESTJは「近寄りがたい」と思われる反面、信頼を勝ち取ることができれば大勢を引き連れていけるしっかり者です。
他人に厳しくしすぎるといった短所を発揮し、「性格が悪い」といわれて落ち込むことがあるかもしれません。しかし、長所でカバーしたり、意識すればすぐに改善できるので前向きに考えましょう。
「いつも冷静で怖い人」と思われがちですが、本当はみんなの成功を願う優しく思いやりのある性格であるということに誇りを持ってくださいね。
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